iPhoneやAndroidなどのスマホでの動画撮影・音声録音でこんな経験をしたことはないでしょうか。
- 室内で収録すると音が反響する
- もう少し綺麗に音声収録できれば
- 外で撮影すると風音など雑音が入ってしまう
iPhoneを例に出すと、音を拾いやすい特性があるため、このような症状があります。
決して性能が悪いわけではなく、オールラウンドに録音対応できるようにした結果、音を広く拾ってしまいます。
そこで、このスマホ録音の弱点を克服できる外部マイク「ROAD Video Micro」をご紹介します。
- 価格がそれほど高くない
- 品質も良い
- 使いやすい
このように使って実感したので、レビューも兼ねて記事にしました。
YouTubeの「iPhone内蔵マイク VS. RODE Video Microマイク」比較動画もぜひ見てください。
RODE社の概要
ロードマイクロフォンズは、1990年代初頭に創業したオーストラリアのマイクロフォンメーカーです。
高品質なコンデンサーマイクに定評があり、レコーディング・ライブ演奏向けのボーカルマイクやスタジオ収録用マイクだけではなく、映像制作・報道・放送のためのガンマイクやオンカメラマイク、ワイヤレスマイクキットなど、幅広いラインナップを展開しています。
RODE社のマイクは、趣味〜プロの方まで幅広く使われている印象です。
会社ロゴのOの部分がこのように独特なデザインで、一度は目にしたことがあるかもしれません。
RODE Video Microマイクについて
ブランド | RODE |
接続方式 | AUX |
コネクタ(端子)タイプ | 3.5mm端子 |
対応機種 | スマホ(iPhoneは専用ケーブル・ミニジャック必須)、カメラ、PC |
ポーラーパターン | 単一指向性 |
商品重量 | 42g |
形式 | コンデンサー |
出力接続 | 3.5mm ステレオミニジャック( デュアルモノ ) |
周波数特性 | 100Hz-20kHz |
最大音圧レベル | 140dB(@1kHz, 1%THD into 1kΩ load) |
RODE Video Microコンデンサーマイクの内容物は、このような感じです。
- RODE Video Microコンデンサーマイク 本体
- 風防ファー
- 3.5mm ステレオミニジャックケーブル
改良された新型はこちらです↓
このブログで紹介してる旧型マイクはこちら↓
良い点
使いやすい
スマホやカメラの撮影なら、マイクを機体に挿すだけで録音することができます。
- 動画撮影(室内・室外)
- レコーダー
- オンラインミーティング(ZOOM,Google Meets,Skype)
- 一眼レフなどで高画質な動画を撮りながら音声収録
スマホにとりつけると、こういう感じです。
※写真の以下のものは、別売りで必要になります。
- 三脚スタンド
- スマホホルダー
- iPhone用3.5mmミニジャックケーブル
- iPhone用ミニジャック端子
一眼レフに取り付けると、写真のようになります。
カメラへの取り付けは、RODE Video Microコンデンサーマイク付属の3.5mmミニジャックケーブルで可能です。
PCへの接続の場合は、3.5mmミニジャックで接続した後、マイク入力設定をするだけで、収録や多くのアプリで使用できます。
- オンラインミーティング(ZOOM、Google Meets、Skype)
- PCの操作画面の音声付き収録
- レコーダーとして収録
- YouTubeの配信、収録
良心的な価格
ROAD Video Microは、Amazonで8,000円ほどで購入することができます。
他社の高いマイクと比較しても、質で大きく劣ることはないので、コストパフォーマンスに優れています。
風防ファー付き
マイクは、風音を拾ってしまう特性があるので、野外での撮影時は付属の風防ファーをつけることで解決できます。
改善してほしい点
風防ファーがスマホ広角レンズ撮影時に映り込む
スマホの上部に風防ファーをつけたマイクをセットする場合、広角レンズ撮影時に風防ファーの映り込が発生します。
この問題は、RODE Video Microコンデンサーマイクに限らず、どの外部マイクでも同じですが。
改善策として、
- マイクの位置を変える
- マイクステイを別のものに変える
- スマホの横位置を少し変えてみる
ことである程度映り込みを回避できます。
風防ファーをつけない室内撮影なら、問題ありません。
デザインの好み
デザインは好みですので、好き嫌いが分かれると思います。
わたしは、RODE Video Microのマイクデザインに不満はありませんが、
- マイクステイをもう少し工夫できないのか(衝撃による壊れ対策で、少し可動する仕様です)
- マイクステイの赤色をもう少し落ち着いた色に(ブラックカラーのバリエーションもありました)
と気になる点がありました。
価格的にみて、品質とのバランスはとれていると感じます。
こんな方におすすめ
YouTube用の動画を撮る
スマホ・カメラ動画撮影、PC画面収録と、幅広く使うことができます。
YouTubeをこれから始められる方にも、かなりオススメできます。
というか、YouTubeや趣味の動画撮影ならRODE Video Micro一台で十分な気がします!
わたしは、Premiereなどの動画編集ソフトで音声加工もするので、それなりに綺麗な音に仕上がります。
YouTubeでは、映像美よりも少しだけ音声寄りに拘る必要があります。
視聴者の多くは、
- 倍速再生
- ながら再生
- ラジオ的に聴く
といった視聴をしており、それは音声改善が見る人の満足度に繋がることでもあります。
それに、高画質で閲覧できる4K大型モニターor最新版タブレットなどで見る人は少数派で、実際は少し古いスマホ(縦画面)や一般的な画質のPC、古いTVモニターで倍速などの早送りで見る人の方が圧倒的に多いのです。
現代人は、割と忙しく、視聴端末にお金をかける人は少数派です。
最新版のスマホにこだわらなくても、2世代〜3世代前のスマホ+ 外部マイクで視聴者にストレスを感じさせない動画を作ることができます。
実際に、iPhone内蔵マイクで動画の大半を取った動画はこちらで、外部マイクと音質比較をしています。
そういう点で、RODE Video Microマイクは、良い選択肢になります。
スマホ、カメラのマイク性能に不満
iPhone動画撮影による「反響している音」、カメラのマイク性能に不満を感じた方は、RODE Video Microマイクを使うことで、解消できます。
何の機器もそうなのですが、少し工夫を加えることで大幅に良くなることは多々あります。
風切り音を消したい
RODE Video Microマイクを購入すると付属する、風防ファーをつければ、野外撮影の風音もかなり小さくすることができます。
室内外で綺麗に録画することができるので、オススメです。
まとめ
動画撮影する時は、このRODE Video Microコンデンサーマイクをいつも使っています。
RODE Video Microマイクは、価格と品質のバランスがとれており、3ヶ月ほど使用してみて、良い製品だと実感しました。
iPhone+外部マイクで、音質を簡単に改善できるので、その選択肢としてRODE Video Microマイクはオススメできます。
YouTube動画撮影、趣味の動画撮影でスマホ購入を考えられているなら、最新版スマホにこだわらずとも、浮いたお金で外部マイクを買うと満足度が上がります。
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