石油ストーブを使っていて、
- 芯の焼き切れ
- 古くなり劣化した
![芯の取り付け](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0000_IMG_5205.00_00_26_02.静止画002.png)
などで着火しずらくなってしまった場合に、芯交換が必要になります。
ということで、写真とともに手順を書いてみました。
型式は、コロナ(CORONA)DR-2922WY(RX-2922WY)です。
同じ型式が無いので、近い型式を表示しました。(ベース部分はほとんど同じです。)
YouTubeの動画でも解説していますので、よければご参考にしてください。
用意するもの
![corona](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0029_IMG_5205.00_00_55_20.静止画004.png)
電動ドライバーがあれば、交換作業がずいぶんと楽になります♪
![芯](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0030_IMG_5205.00_00_37_00.静止画003.png)
交換手順
燃料タンクを取り出す
燃料タンクを取り出します。
![燃料タンク](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0024_IMG_5205.00_02_10_17.静止画010.png)
着火ノブを外す
カバーを外すために、ノブを外します。
![ノブ](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0026_IMG_5205.00_01_32_11.静止画007.png)
手前に引くことで、簡単にスピンドルから外れます。
燃焼灯を取り出す
カバーをはずす為に燃焼等も取り出します。
![燃焼灯](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0023_IMG_5205.00_02_15_06.静止画011.png)
乾電池(着火機能のある製品は)を外す
誤って着火させないために、乾電池も取り外します。
![乾電池](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0018_IMG_5205.00_03_16_19.静止画016.png)
本体カバーのネジを外し、剥き出しにする
本体サイドのネジ
![ねじ](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0028_IMG_5205.00_00_58_19.静止画005.png)
後ろのネジ
![後ろのネジ](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0027_IMG_5205.00_01_19_02.静止画006.png)
着火ノブを取り出して見えるネジ
![ノブネジ](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0025_IMG_5205.00_01_42_22.静止画009.png)
本体カバーを外す際は、スピンドル(ノブを取り付けている芯)を避けるように外すのがコツです。
![カバーはずし](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0022_IMG_5205.00_02_23_23.静止画012.png)
内側がホコリやゴミで汚れていたら、清掃もしてしまいしょう。
![清掃](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0020_IMG_5205.00_02_40_17.静止画014.png)
灯油注入口をガムテープ・養生テープなどで蓋をする。(ゴミの混入を防ぐため)
![養生テープで塞ぐ](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0019_IMG_5205.00_03_10_23.静止画015.png)
台座を外す
台座の留めネジを六角レンチで外します。
![台座](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0017_IMG_5205.00_03_35_28.静止画017.png)
着火スイッチと台座のネジも外します。
![ネジはずし](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0016_IMG_5205.00_04_55_24.静止画018.png)
着火スイッチの配線を断線させないよう、ゆっくり取り外します。
![断線しないよう](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0015_IMG_5205.00_05_21_06.静止画028.png)
芯が見えてきました。
![芯](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0014_IMG_5205.00_06_01_29.静止画029.png)
焼きついてしまった芯です。
古い芯の取り出し
スピンドルの差し込みを外す
ペンチでスピンドルを挟む
ストッパーを指で持ち上げる
スピンドルを手前に引っ張る
![スピンドルを手前に引っ張る](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0013_IMG_5205.00_06_14_07.静止画023.png)
芯を取り出す
スピンドルの差し込みを解除することで、芯を引き抜くことができます。
![芯取り出し](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0012_IMG_5205.00_06_22_16.静止画022.png)
灯油に浸っている為、ビニール袋や敷物などに載せてください。
![芯取り出し](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0011_IMG_5205.00_06_34_21.静止画024.png)
芯の留め具を外し、ステイから取り外す
数箇所の留め具を内側に指で押すことで、芯が外れます。
![スピンドルを手前に引っ張る](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0010_IMG_5205.00_06_49_12.静止画025.png)
新しい替え芯の取り付け
ステイの上下の向きに注意し、芯の取り付け
「上」と印が書いてある方が上になります。
![芯の取り付け](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0009_IMG_5205.00_06_59_05.静止画027.png)
芯をステイの内側に通し、留め具をステイの穴に固定します。
![芯の取り付け](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0008_IMG_5205.00_07_34_21.静止画030.png)
心留め具をステイと芯の間の指定の位置へ挟み込み、内側の穴に嵌め込みます。
![芯の取り付け](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0007_IMG_5205.00_07_53_03.静止画031.png)
芯を元の位置に戻す
芯をしっかりタンクの底まで押し込みます。
![芯の取り付け](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0006_IMG_5205.00_08_08_01.静止画032-1.png)
向きは、心留め具や芯の切掛け(凹の部分)が正面にくるように。
スピンドルの嵌め込み
ストッパーを持ち上げ、スピンドルをペンチで挟み手前に引っ張り、
スピンドルを手前に引っ張ったまま、芯を右に回します。
スピンドルと芯の歯車の位置合わせをします。
ノブを取り付けスピンドルを押し込み、歯車を噛み合わせます。
![芯の取り付け](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0005_IMG_5205.00_09_56_16.静止画033-1.png)
スピンドルと芯が噛み合うと、ノブを回すことで芯が上下するようになります。
芯の取り替え完了
![芯の取り付け](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0004_IMG_5205.00_10_04_24.静止画034.png)
台座を芯の上から取り付け
台座を被せていきます。
![芯の取り付け](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0003_IMG_5205.00_11_46_21.静止画036.png)
心留め具が台座を取り付けることで折れ曲がらないように注意しながら。
![芯の取り付け](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0003_IMG_5205.00_11_46_21.静止画036-1.png)
心留め具を養生テープなどでとめて台座を載せることで折れ曲がりを防ぐことができます。(養生テープは、台座取り付け後、取り除いてください。)
![芯の取り付け](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0002_IMG_5205.00_11_59_17.静止画037.png)
後は元の状態に戻すだけ
無事に芯交換が完了し、着火するようになりました。
![着火](https://hikonoblog.com/wp-content/uploads/2023/01/石油ストーブ_記事中画像_0001_IMG_5205.00_18_48_09.静止画038.png)
まとめ
芯の取り替えは、はじめて挑戦すると戸惑うかもしれませんが、一度やってしまえば次から楽に交換することができます。
コロナストーブは、お手頃価格で丈夫で良い製品ですので、自分でメンテナンスすることで長く付き合ってくことができます。
石油ストーブをうまく活用する動画もよければご覧ください。
分からないこと・質問等がありましたら、コメント等頂けると返信いたします。
YouTubeでも同じ内容を動画で解説していますので、そちらもよければ。
コメント
コメント一覧 (11件)
初めまして。
コロナのストーブの芯を交換してるのですが新しい芯を芯押さに取り付けてパイプにはめてギヤもカマしたはずだったのですが しん調整つまみが少ししか回らず止まってしまいます。
もう一度、やり直そうとしても取り付けた芯が外れません。
どうしたら良いのでしょうか?
良かったらお返事下さい。
けんじさん、コメントありがとうございます。
つまみが回らないということは、おそらくギアが噛み合っていません。
少し力を入れてはめ込む必要があるので、やってみてください。
芯は金属のギザギザの部分で止まっていますので、芯をはめ込む筒の内側から押して外してみてください?
コメントありがとうございます。
なんとか できました。
よかったです
おめでとうございます!
はじめまして
芯交換は何とかうまく出来ましたが、数日使っていたら、ストーブ下の縁灯油が溜まっていました。何が原因でしょうか?
教えていただければ幸いです。
ゆうこさん
縁灯油というと、どの部分でしょうか?
ストーブの下皿(床まで)漏れたということですか。
コメントありがとうございます。下皿(?)の縁です。床までは漏れていません。カバーを外して漏れた灯油を全て拭き取りましたが漏れているところは見たらず、一応セットし直してみました。
スピード消火を押しても
ダイヤルが素早く回転しません
コメントありがとうございます。
ストーブの芯のステイとノブのギアが上手く噛み合ってない可能性があります。
一度分解して、ギアをカッチリ噛み合わせてみてください。
YouTubeで動画もUPしておりますので、ご参考になれば幸いです。
動画参考に芯交換できたのですが、点火出来ず チャッカマンで点火すると切欠け部分に2本の赤い炎が立ち上がりますどこを改善したらよいか教えていただくと嬉しいです
>高野静子さん
コメントありがとうございます。
修理チャレンジ、おつかれさまです!
おそらく「窓」という空気の取り込み調整をする部分の調整がうまくいってないんですね。
調整ですが、「締めすぎorゆるすぎ」なので、できそうならチャレンジしてみてください
何度かやるとコツがつかめると思います。
窓調整の動画or記事も今後アップしようと検討しています。