石油ストーブを使っていて、
- 芯の焼き切れ
- 古くなり劣化した

などで着火しずらくなってしまった場合に、芯交換が必要になります。
ということで、写真とともに手順を書いてみました。
型式は、コロナ(CORONA)DR-2922WY(RX-2922WY)です。
同じ型式が無いので、近い型式を表示しました。(ベース部分はほとんど同じです。)
YouTubeの動画でも解説していますので、よければご参考にしてください。
用意するもの

- ドライバー
- 六角レンチ
- ペンチ
- ビニール袋(灯油に浸った古い芯を入れる)
- 交換用の芯

交換手順
燃料タンクを取り出す
燃料タンクを取り出します。

着火ノブを外す
カバーを外すために、ノブを外します。

手前に引くことで、簡単にスピンドルから外れます。
燃焼灯を取り出す
カバーをはずす為に燃焼等も取り出します。

乾電池(着火機能のある製品は)を外す
誤って着火させないために、乾電池も取り外します。

本体カバーのネジを外し、剥き出しにする
本体サイドのネジ

後ろのネジ

着火ノブを取り出して見えるネジ

本体カバーを外す際は、スピンドル(ノブを取り付けている芯)を避けるように外すのがコツです。

内側がホコリやゴミで汚れていたら、清掃もしてしまいしょう。

灯油注入口をガムテープ・養生テープなどで蓋をする。(ゴミの混入を防ぐため)

台座を外す
台座の留めネジを六角レンチで外します。

着火スイッチと台座のネジも外します。

着火スイッチの配線を断線させないよう、ゆっくり取り外します。

芯が見えてきました。

焼きついてしまった芯です。
古い芯の取り出し
スピンドルの差し込みを外す
ペンチでスピンドルを挟む
ストッパーを指で持ち上げる
スピンドルを手前に引っ張る

芯を取り出す
スピンドルの差し込みを解除することで、芯を引き抜くことができます。

灯油に浸っている為、ビニール袋や敷物などに載せてください。

芯の留め具を外し、ステイから取り外す
数箇所の留め具を内側に指で押すことで、芯が外れます。

新しい替え芯の取り付け
ステイの上下の向きに注意し、芯の取り付け
「上」と印が書いてある方が上になります。

芯をステイの内側に通し、留め具をステイの穴に固定します。

心留め具をステイと芯の間の指定の位置へ挟み込み、内側の穴に嵌め込みます。

芯を元の位置に戻す
芯をしっかりタンクの底まで押し込みます。

向きは、心留め具や芯の切掛け(凹の部分)が正面にくるように。
スピンドルの嵌め込み
ストッパーを持ち上げ、スピンドルをペンチで挟み手前に引っ張ります。
スピンドルを手前に引っ張ったまま、芯を右に回します。
スピンドルと芯の歯車の位置合わせをします。
ノブを取り付けスピンドルを押し込み、歯車を噛み合わせます。

スピンドルと芯が噛み合うと、ノブを回すことで芯が上下するようになります。
芯の取り替え完了

台座を芯の上から取り付け
台座を被せていきます。

心留め具が台座を取り付けることで折れ曲がらないように注意しながら。

心留め具を養生テープなどでとめて台座を載せることで折れ曲がりを防ぐことができます。(養生テープは、台座取り付け後、取り除いてください。)

後は元の状態に戻すだけ
無事に芯交換が完了し、着火するようになりました。

まとめ
芯の取り替えは、はじめて挑戦すると戸惑うかもしれませんが、一度やってしまえば次から楽に交換することができます。
コロナストーブは、お手頃価格で丈夫で良い製品ですので、自分でメンテナンスすることで長く付き合ってくことができます。
石油ストーブをうまく活用する動画もよければご覧ください。
分からないこと・質問等がありましたら、コメント等頂けると返信いたします。
YouTubeでも同じ内容を動画で解説していますので、そちらもよければ。
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