車のオイル交換を
- 車屋さん
- カーメンテショップ
などに任せると、
平均6,000〜10,000円ほどお金がかかります。
車検代や年間保守費用に入れ込まれている場合もありますが、数年単位で考えると総じて安くはありません。
なぜなら、人件費が掛かっているからです。
自分でオイル交換することで、3,000円程度で済みます。
今回は、オイル交換(上抜き)のやり方を記事にしました。
オイル交換の方法には2つあります。
- 上抜き(エンジンルームの上部から抜く)
- 下抜き(車の底部から抜く)
この記事では、上抜きをご紹介します。
オイル交換期
一般的なガソリン車のオイル交換期は、このような間隔です。
- 半年に一度
- 3,000~6,000キロに一度
わたしの前回交換した時からは、半年ほどたった状態です。
- ハイブリッドカー
- ターボ車
- 高性能スポーツカー
によって、交換オイルや周期も異なりますので、その場合はプロに交換を頼むのも望ましいですね。
準備するもの
オイルも器具もたくさんの種類がありますが、わたしの選んだものはこんな感じです。
交換用オイル
一般的なガソリン車のオイルは4Lです。
オイルの種類はたくさんありますが、表記が「5w-30」というものを今回使用しました。
「w」は、winterからきており、低音粘度を表しています。
低いほど、低音下でもエンジン始動しやすいので、「0w-20」東北・北海道などの寒冷地に住んでいる方にオススメです。
「30」は高温粘度です。
オイルの適正な油温90℃に適するよう30となっています。
今回使用したオイルは、
カストロール MTX ULTRA CLEAN 5w-30です。
ネットやカーショップなどで3,000円ほどです。
オイルチェンジャー(吸引器)
オイルを吸引する器具です。
- 手動式…手でポンプを押すことで吸引:7,000円ほど
- 電動式…電気で自動吸引:1万円以上
の二つがあります。
一度買えば、次の交換期からも使えるので初期投資ですね。
手動ポンプ式は、少し労力がいりますが軽い運動と思えば良いですね。
オイル交換は
- 半年〜1年毎
- 走行3,000-6,000キロ毎
で、そう頻繁にすることでもありませんので。
お好きな方を選んで構いません。
ホースは吸引器に付属してます。
じょうご
数百円で買うことができ、100円ショップにもあります。
使用後洗うのが面倒な方には、紙製の使い捨てじょうごもあります。
添加剤
オイルと一緒に投入する油です。
これは、絶対入れないといけないわけではないですが、多走行車(5万キロ以上走行)にオススメです。
添加剤を入れることで、
- エンジン内部を綺麗にしてくれる
- エンジン始動性アップ
- 燃費が向上
- エンジンを長く使える
などの利点があります。
千円程度で購入できるので、余裕のある方は入れて損はないです。
タオル・ペーパー
オイル交換すると汚れますので、拭き取るものを用意してください。
服装も白系でなく、汚れても目立たない黒系の服装が好ましいですね。
オイル交換手順
エンジン始動で5分間暖気
古いオイルを柔らかくし吸引しやすくするために、エンジンを5分間始動させます。
ボンネットを開ける
運転席のあたりにボンネット開閉スイッチがあります。
分からない場合は、探すor車の整備マニュアルを見るとわかります。
開閉スイッチを引っ張っれば、車の前にいけばボンネットを開くことができます。
開いたら、ステイで固定して開けたままの状態にします。
ボンネットが落ちてこないように、しっかりと固定してください。
オイルキャップの確認
まず、オイル注入口のキャップ(オイルのマークが記載)が外れるか確認してください。
開くことが確認できたら、閉めておいてください。
「オイルマークのついた方のキャップ」がちゃんと開くことを確認してください。
開かないと、新しいオイルを入れることができないので。
確認できたらキャップを閉めてください。
のちほど、古いオイルを全て吸引後、ここから新しいオイルを注入します。
オイルレベルゲージを抜く
だいたいの車種は、このようにエンジン上部にオイルレベルゲージが差し込まれているので外します。
オイルレベルゲージの先端部の「◯と◯」の間にオイルが付着していれば、オイルが正常に入っていますので必ず確認してください。
オイルレベルゲージをペーパーなどで拭き取り、オイル交換が終わるまで汚れないよう近くに保管します。
古いオイルを吸引
オイルチェンジャーに付属の吸引ホースを差し込み用意します。
オイルレベルゲージの差し込まれている穴から、吸引器のホースを入れます。
しっかり奥まで差し込んでください。
手動式の場合は、このようにポンプを押し古いオイルを吸引します。
電動式の場合も説明書に沿って古いオイルを吸引してください。
3.5L〜4.0Lほどオイルを抜けて、これ以上抜けなくなったら吸引完了です。
オイルは全て抜けないの?
と思うかもしれませんが、下抜き・上抜きどちらでもオイルは完全に抜けず、少し残ってしまうものです。
これで問題ありません。
オイル(添加剤あれば)注入
オイルキャップを外してください(オイルのマークのついた大きなキャップの方です)
オイル缶は、マイナスドライバーなどで開けられます(少し硬いので力がいります)
じょうごをここに差し込み、新しいオイルを注入します。
オイルがこぼれないように、突風などに注意してくださいね。
オイル添加剤・クリーナーをお持ちの方は、オイルを入れたあとに注入します。
多走行車(5万キロ以上走行)におすすめです。
全て注入できましたら、キャップを閉めてください。
ボンネットも、閉めてください。
少し隙間をあけて、手を離すと「バンッ」と音をたててしっかり閉まります。
指を挟まないように素早く手を離してくださいね。
エンジン始動し5分間暖気
オイル交換が完了したら、エンジン始動し5分ほど暖気して完了です。
エンジン始動して5分間置くことで、オイルをエンジン内部に浸透させるためです。
暖気が終われば、オイル交換が完了です。
交換日を記録
次にオイル交換する時のために、
- 交換日
- 交換時点の走行距離
を記録しましょう。
オススメは、
- 交換日シールを車に添付
- 交換時点からメーター計測
です。
交換が必要になってきたら、すぐ分かりますね。
- 半年~1年
- 3,000~6,000キロ走ったら交換
古いオイルを廃棄
新しいオイルの空缶に古いオイルを移し替え、廃棄します。
- ガソリンスタンド
- カーショップ
- 業車
などに頼めば廃棄してもらえます。
わたしは、近くのガソリンスタンドにいつもお願いしています。
まとめ
オイル交換は、意外と簡単です。
バッテリー交換も同じく難しくありません。
自分で車をメンテナンスしてみることで、
- 費用を安く抑えられる
- 自信につながる
- 何でもやってみる気になれる
- 車に愛着がもてる
など得られるものが多いです。
時間をお金で買う、という考え方もありますが、
プロに任せず自分で挑戦してみることも大切です。
今回は上抜きでオイル交換をしましたが、下抜きでしか交換できない部品もあるので、自分でやるかプロに任せるかなどして、たまに下抜きをすると良いです。
下抜きは、
- ジャッキアップ(だいたい車に付属している)
- オイル受け皿
- レンチ
なども必要になります。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
この記事がお役に立てれば、幸いです。
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