ナマステ〜
インドでは、宿、施設において頻繁に停電が起こります。多い時で、1日に何度もおこり、1時間おきに停電することもあります。宿でも困るし、一番困ったのは、大きな博物館での停電・・・真っ暗な中広い博物館をスマホライトを頼りに彷徨い出口を探すという展開に!(笑)
インドの停電は昔から有名で、話には聞いたことがあるけど、現地に滞在してみると想像以上だった。
なぜ停電が多いのか?何か対策できることは?
インドの停電事情に迫ってみましょう。
インドは停電が多い
インドは、中国に次いで石炭不足に伴う電力危機に見舞われる国で、石炭消費は世界2位(1位は中国)
石炭消費国ランキング(2021年度)
- 中国
- インド
- 米国
- 日本(意外ですね!)
中国はインドの約4倍で、インドは米国の約2倍、日本は米国の約半分
なぜこれほどまでに石炭を消費しているのかというと、火力発電の為です。
日本でも原発の話題がたえませんが、実は火力発電が主力の一つで、そのために石炭を多く使用しています。ほかの3国については、日本以上に火力発電が主流になっており、だから石炭消費が多い理由ともなっています。
石炭の消費については、こちらのサイトが分かりやすいです。2021年の統計です。時期やサイトによって多少ズレはありますが、おおまかな指標として参考にしてみてください。
火力発電による発電量は、中でも日本と米国が多いとあります。エネルギー問題に世界が注目している中、どうどうと火力発電を進めて、潤っているのは日本人の私からみても驚きでした。国の地理的な問題もあると思いますが、エネルギーや環境問題に関心のある欧州の国はトップインしていません。インドに行くことでこういった問題が見えてきたので、国内外のエネルギー問題にも少し関心が持てました。
インドも火力発電が主流の国ですが、電力不足で全国民にまで電力が行き渡らず深刻な問題を抱えているようです。その為、みんなが使おうとすると供給量を下回り停電につながります。
インドの停電については、こちらの記事が参考になります。サイトは日経新聞のものです。興味のある方は見てください。人口が多すぎるとこういった問題も出てくるのですね。
インドは昔から停電が深刻ですが、コロナショックの影響からも国の火力発電を稼働させるのに必要な石炭在庫が十分ではないことが書いてあります。ということは、アフターコロナでインド旅をした私の時期は、更に停電が多くなっていたのかもしれません。どうりて停電が多くて、PCを使うのにも苦労したり、他にもご飯やお風呂で困りもしました。
インドの停電は、頻繁に起こり、宿に泊まっていると1日に1回は最低起こっていた記憶があります。多い時は1日に何度も、停電時間も1時間近く続くこともありました。
停電対策は?
停電した時は、どうしようもありません。旅をする上で持っていると停電時に役立つものをせめて紹介します。私はミニマリストよりなので、旅も荷物は少ない方が良いという前提でリストにしてみました。
旅は、荷物が少ないほど快適になります。できれば多機能かつ軽くて汎用性があり、1つで何役もこなせるものが理想です。おすすめの荷物のまとめ方・断捨離法については、また改めて専門テーマの記事を書こうと思います。旅だけでなく普段の日本の生活の中でもかなり活かせるので、お楽しみに。
停電時に役立つ旅のグッズ
- モバイルバッテリー
- USB式ライト
- スマホ(海外で使用できるSIMとセット)
- ノートPC
- ポケットwi-fi(荷物に余裕があれば)
旅をするなら、だいたい多くの人が持っていくことと思いますが、モバイルバッテリー&USB式ライトは、なかなかに使えました。ライトとしても使えるし、スマホやノートPCの充電としても使え、3台の電気があれば真っ暗よりはだいぶマシでした。まず、スマホでライトをつけ、モバイルバッテリーのライトを次に点けて明るくする。何回もこの作業をして慣れたので、手際が良くなりました(笑)
ちなみに写真のライトは、↑こちらです。動物の足が電池の残量表示というかわいさと、ライトが元から付属しており、価格もお手頃で軽量です。
また、停電するともちろん施設のwi-fiも落ちることが多かったので、スマホには海外使用のできるSIMもあると、調べ物や作業をしている時に停電で慌てることはなくなります。スマホのSIMをテザリングすることで、ノートPCも使えたりします。
旅の途中でも仕事やブログを書いていて、停電に何度も困らせられました。何か大事な作業があるのであれば、海外使用のできるポケットwi-fiもあっていいかもしれません。
実際に行って経験して分かったのですが、インドはノマドワーカーなどには総じて厳しい環境かもしれません。wi-fiは停電していない時でも弱いことが多く、オンラインミーティングや大事な作業中に電波が落ちることも多いです。旅の最後らへんには、もうPCを触るのをやめていました(笑)
デジタルばかりしないでインドを楽しめ!ってインドに言われてると思って割り切って旅をしました。
ITも盛んな国と言われているのに、大丈夫なのかな?と思いました。
また、日本から持っていったドライヤーを使っていると私の部屋だけ電気が落ちていたこともありました(笑)宿の方、ごめんなさい。
レストランやその他施設は?
少し高めの高級ホテルや良いレストランなどは、停電しても被害を少なくするために、発電機や補助電力があったりしました。わたしの宿が停電した時に、隣のオフィスビルを見ると電気がついていたり、ホテルのレストランだけは電気が落ちずに済んでいたりしました。
ゴアのBom Jesus教会の近くの博物館にいった時の話。観光客がたくさん並んでいて人気がある博物館を楽しんでいました。館内を歩いていると、突然真っ暗に・・・そう、停電してしまいました。不運にも博物館は窓がなく、文字通り真っ暗闇で、進むことができませんでした。モバイルバッテリーとUSBライトを持っていたので、それとスマホのライトで無事出口に辿り着くことができました。インド人の観光客は慣れているのか、停電でも慌てる様子がなく淡々と出口に向かっていました(笑)
荷物を少なくしていると、必要なものを必要な時にすぐ取り出すことができるので、こういった時も慌てずすみます。一方、大荷物で移動すると、ほぼ確実に必要なものを必要な時にすぐ取り出せずパニックになります。
モバイルバッテリーとスマホは常時持っていて、いつ何時もすぐ取り出せるようにして動いていました。
停電から復旧まではどのくらい?
停電した時によるので一概に言えませんが、早くて5分ほど、長くて1時間ほどだったと思います。wi-fiだと、復旧まで更に時間がかかるので作業をしていた場合は注意です。頻繁にバックアップを取りながら進めたり、クラウド上での自動保存機能を使うのがいいかもしれません。
停電した時は、気分転換に外に出てみたり、昼寝をしたりと何かしらで気を紛らわせるのもいいかもしれません。
何気に困ったのが、ご飯中の停電。真っ暗闇でご飯を食べるのってこういう感じだったのか〜と納得しました。やはり人間は視覚に頼る割合が大きいため、真っ暗だとご飯の味も悪くなります。停電していない時も真っ暗闇でご飯を食べているインド人を見ましたが、逆に関心しました。インドならではですね(笑)
あと、トイレやシャワー中の停電も困りました。お湯を使っている場合は、水だけになるので更に困ります。(お湯は装置を使って沸かしている)さすがに終わるまでは中断できないし、スマホもその時持ってなかったので暗いまま我慢して終わらせました。
これからインドに行かれる方へ、停電が起きても慌てないようにこちらの記事が参考になれば幸いです。また、もっと良いグッズや対策、新たな停電事情のネタ等があれば、気軽にコメントしてくださいね。感想や質問も大歓迎です。
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